
ドラフトピックでは後攻側が相手のピックを見てから対策(カウンターピック)を選べるため、先にチャンピオンを晒す側は構造的に不利を背負いやすい。特定のチャンピオンをほぼ専属で使い続ける「OTP(One Trick Pony)」は、この不利を承知の上でも同じチャンピオンを選び続けることが多く、味方から不満が出て炎上する場面がたびたび見られる。
何が問題視されるのか
- 先出しした時点で相手に完全な対策(カウンターピック)をされ、レーン戦で明確な不利を背負うことが分かっている状態で、それでも同じチャンピオンを選び続ける。
- 味方から見ると「他のピック候補もあるはずなのに、なぜこの相性で強行するのか」という疑問が生じやすく、レーン負けがそのまま試合全体の崩壊につながると「わざと不利なピックをした」という受け止め方をされがちである。
- OTP側の言い分は「不利対面でも経験値の蓄積で十分戦える」というものだが、それが味方に伝わっていない・信頼されていない場合にすれ違いが起きやすい。
トロール判定に傾く要素
- 明確なカウンターだと分かっていながら、味方からチャンピオン変更やロール交代を要請されても拒否し、対策や立ち回りの調整もせず漫然とレーンを流した。
- 他に扱えるチャンピオンの選択肢があり、チームの意向を確認する時間的余裕もあったにもかかわらず、相談なく独断でピックを強行した。
- レーン敗北後に「ピックが悪い、自分は悪くない」と開き直り、以降の試合でCS管理や立ち回りなどプレイ強度を明らかに落とした(実質的な試合放棄)。
トロール判定に傾かない要素
- 本人が実戦レベルで扱えるチャンピオンプールが実質1〜2体に限られており、不慣れなチャンピオンに変更する方がメカニクス面でさらに悪い結果(通常操作ミスの連発)を招きかねない。
- 不利対面なりにCS管理・被弾回避・味方へのロームや視界誘導など、レーン以外での貢献を試みる姿勢が見られた。
- ピック確定前に「このマッチアップは厳しいので序盤は警戒してほしい」など、チームに事前共有し合意形成を試みていた。
- OTPというプレイスタイル自体はLoLで広く許容されており、「不利対面を承知で選んだ」という一点だけでトロール扱いするのは行き過ぎとも言える。
判定
不利なカウンターピックを承知の上で自分の得意チャンピオンを選ぶこと自体は、LoLにおける正当なプレイ選択の範囲内であり、それだけでトロールとは言えない。対面不利を経験と技量の差で覆すのは、OTPというスタイルの醍醐味でもある。
問題になるのは「ピック後の姿勢」であり、味方の懸念や変更要請に一切耳を貸さず、レーン敗北後に開き直ってプレイ強度を落とす・チームへの貢献を放棄するといった行動が伴う場合に限り、トロール行為とみなされうる。ピック選択そのものとピック後の取り組み方は分けて評価するのが妥当である。