どんな状況か
あるジャングラーが、試合開始直後からボット方面に偏ったガンクを繰り返している。序盤2回のガンクは両方ともボットレーンで、その結果ボットは早々にキルリードを得てタワーも折る。一方でトップとミッドは一度もガンクを受けられず、レベル差・CS差がついたまま孤立していく。
チャットログを見返すと、ボットレーンの2人はプレイヤー名の末尾に同じクランタグが付いており、動きにも明確な連携が見える(帰還タイミングを合わせる、ワード位置を事前に把握しているような立ち回りなど)。トップ・ミッドの2人からは「せめて1回はこっちに来てほしかった」という不満がオールチャットで飛び交うが、ジャングラー本人は「ボットの方がキルが取れる状況だったから」と説明し、試合はそのままボット中心で進行して勝利する。
結果としてチームは勝ったが、トップ・ミッドの2人は「実質3人チーム相手に運任せの試合をさせられた」という感覚が拭えない。

論点
- デュオキュー自体はRiotが公式に用意している正規のマッチメイキング機能であり、ボイス連携やお互いの立ち回りへの理解は「反則」ではなく単なる連携の強さと見ることもできる。ジャングラーの偏ったガンクを「不正な肩入れ」と呼べるのか。
- ジャングラーの説明どおり「その時点でボットが最もリターンの大きいレーンだった」なら、それは合理的なマクロ判断であり、トップ・ミッドの不満は結果論に過ぎないとも言える。一方で、毎試合・毎ゲーム同じデュオにばかり寄る傾向があるなら、それは状況判断ではなく人間関係による偏りだとも取れる。
- ソロキューにおいて「見知らぬ味方への平等な貢献」を期待する側と、「勝つために最も効率のいい選択をしただけ」と考える側とで、そもそもジャングラーに求める役割の前提が食い違っている。
- チームが結果的に勝利している以上、実害(敗北)がない状況で「トロール」と呼ぶべきかどうかも意見が分かれる。もし同じ立ち回りで負けていたら、印象は変わるだろうか。
補足
デュオ・トリオキューはランクマッチでも通常マッチでも利用可能な公式機能であり、それ自体にペナルティは存在しない。この記事が扱うのは、あくまで「デュオ関係がジャングラーのガンク配分という第三者にも影響する判断にどこまで影響してよいか」というグレーゾーンであり、特定のプレイヤーやチームを指すものではない。