どんな状況か
ランクマッチのドラフト。味方のピックが出揃った時点で、チーム構成にはフロントラインや前に出て戦えるキャラがおらず、全員が中〜後衛型の編成になっていた。そんな中、最後のピック順が回ってきたジャングラーが、味方の求める「タンクかイニシエーターを」という声を無視し、自分が得意とするオフメタなAP型のジャングルピックを選択。チャットでは複数の味方が「今のままだとチームファイトで先手を取れない」「せめてCCのあるキャラにしてほしい」と再三頼んだが、そのプレイヤーは「これが一番自信を持って勝てるピックだから」とだけ返し、最後まで意見を変えなかった。
試合はレーン戦こそ順調だったが、中盤以降のチームファイトで先陣を切れる存在がおらず、集団戦のたびに後手に回って押し負ける展開が続いた。
論点
- ドラフトのピック権は個々のプレイヤーに属するものであり、味方の要望に従う義務は制度上存在しない。「自分の得意なキャラを選ぶ」こと自体を咎めるべきではないという見方がある。
- 一方で、既にチーム構成にフロントラインが皆無であることが判明していた状況で、それを補う選択肢(タンクやイニシエーター)に切り替える余地があったにもかかわらず、個人の得意ピックを最優先したことは、チーム戦略上のリスクを承知のうえで無視した判断とも言える。
- ピックの巧拙は結果論であり、プレイヤー自身が「勝てる自信がある」と判断した以上、それが機能するかどうかは事前には分からない。実際にレーン戦は優位に運んでいた点をどう評価するかで意見が割れる。
- 味方から複数回にわたり構成上の懸念を伝えられていたにもかかわらず、対話や妥協を一切試みなかった態度そのものを問題視する見方もある。ピックの是非とは別に、チームでの合意形成を拒む姿勢自体がトロール的だと感じる人もいるだろう。
補足
ランクマッチのドラフトでは、味方の要望に応じてピックを変更する義務はルール上定められていない。ただし、構成のバランスを著しく欠くピックを味方の反対を押し切って通す行為が「個人の権利の行使」と「チームへの配慮不足」のどちらとして受け止められるかは、プレイヤーコミュニティの中でも意見が分かれやすいテーマとされている。