何が起きたか
2026年1月上旬、T1のミッドレーナーFaker(イ・サンヒョク)が配信中に行っていた韓国サーバーの個人ランク戦で、味方に入っていた中国LPLチーム・ThunderTalk Gaming所属のサポート選手Feather(ワン・ティエンツーフー)が、試合序盤で消極的な態度を見せたとされる。試合開始から約3分でボットレーン(Featherを含む)が撃破された直後、Featherが全体チャットに中国語圏で投了の意思表示に使われる「15」や「ZZ」と入力し、その後トップレーン付近でAFK(操作放棄)に近い状態になった、と複数の中国メディア(163.com、china.com)が伝えている。
Fakerは配信内でこの挙動を指摘しながら「態度不良」「非スポーツマン的行為」「ping乱用」などを理由に通報を行い、試合は約15分で投了により終了したとされる。海外エソーツメディアSheep Esportsやドイツのmein-mmo.deも同様の経緯を報じている。
経緯
Fakerは通報後、該当選手の対戦履歴を確認し「なぜ2試合に1回はこういうプレイヤーに当たるのか」とコメントしたと伝えられる。さらに直後の別の試合で偶然Featherと再びマッチング(今度は敵チームとして)し、配信中に「なぜまだBANされていないのか」と苛立ちを見せたと中国メディアは報じている。
この模様が拡散したことを受け、ThunderTalk Gamingは内部調査を実施。Featherの行為を「消極的なプレイ」と認定し、譴責・罰金・月間ボーナスの減額処分を発表するとともに、影響を受けた対戦相手やファンへの謝罪コメントを出した。Tencent運営の公式LoLニュースサイト(lol.qq.com)でもFakerの発言として、この種の行為への処罰強化を望む旨が紹介されている。Feather本人もWeiboで謝罪投稿を行い、自身の姿勢の問題を深く認識した、今後は改める、という趣旨のコメントを残したとされる。
台湾のニュースサイト(Yahoo!奇摩ニュース)は、処分発表後もコミュニティの一部から「罰金だけでは軽すぎるのではないか」という声が上がったと伝えている。
論点
- 個人のソロキュー(非公式なランク戦)での言動は、公式戦での違反とは性質が異なる私的なプレイであるにもかかわらず、所属チームやリーグはどこまで処罰対象とすべきか。
- 通報者が最も著名な選手の一人であるFakerだったことが、処分の速さや内容に影響したのではないかという見方(いわゆる「有名人補正」)を、コミュニティの一部が指摘している。
- 「意図的な投了アピール(15・ZZ等の意思表示やAFKに近い挙動)」と「単なる不調・意欲低下によるプレイの乱れ」を、外形的にどう線引きするか。
- 今回はチーム独自の内部処分(譴責・罰金・ボーナス減額)が中心であり、LPLなど大会運営側による公式な出場停止等の処分が別途下されたかは、情報源によって記述に幅がある。
注記
本件の一次情報は中国語圏メディア(163.com、china.com等)および海外エソーツ媒体(Sheep Esports、mein-mmo.de)経由の報道が中心で、日本語メディアによる報道は確認できていない。Feather本人のWeibo投稿原文やThunderTalk Gamingの公式発表原文は未確認(伝聞情報)であり、LPL運営側が別途公式処分を出したかどうかも情報源間で記述が一致していない。罰金の具体的な金額についても、報道間で明確な数字は確認できなかった。