何が起きたか

2026年1月25日、ADCポジションでサイオンを使うプレイスタイル(「ADC SION OTP」)で知られる配信者ADC SION OTP氏が、メインアカウントが永久BANされたとSNSで報告した。本人は投稿で「インティングサイオンの戦略をしていただけなのに」と説明し、Riotに異議申し立てを行ったことも明かしている。

出典: 本人の投稿

「インティングサイオン」とは

サイオンは死亡後も一定時間ゴースト状態で移動・攻撃が可能なパッシブを持つ。この特性を利用し、通常のレーン戦を放棄して意図的に何度も死ぬことでオブジェクト(タワー等)を素早く攻略する戦法が「インティングサイオン」と呼ばれる。海外では配信者Thebausffs氏がこの戦法を広めたことで知られるが、同氏も2022年に韓国サーバーでBAN処分を受け、Riotから「意図的なフィード(INTENTIONAL_FEEDING)」に該当すると判断された経緯がある。

論点

  • 死亡というゲーム内で明確に用意されたペナルティを受け入れた上での行動を、「意図的な迷惑行為」として処罰することの妥当性
  • 通常のプレイでも「無理な特攻」と「戦略的なダイブ」の境界は曖昧な場合があるが、インティングサイオンのように「繰り返し意図的に死ぬこと」自体を目的化した場合、どこからが処罰対象になるのか
  • 海外の先例(Thebausffs氏のBAN)がある以上、同種の戦法を行えばBANされるリスクは予見できたはずだが、それでも本人は「戦略」として主張しており、プレイヤー側とRiot側の「違反」の定義に隔たりがある