
どんな状況か
ADCのプレイヤーが序盤のレーン戦で複数回デスし、経済的に大きく遅れてしまった。中盤に差し掛かったところで、そのプレイヤーは既に購入していたコアアイテム(クリティカル系の高額アイテム)をショップで売却し、代わりに安価な防御寄りのアイテムやライフスティール系アイテムを買い直し、ビルドの方向性をまるごと変更した。
アイテムの売却では購入額の一部しか払い戻されないため、これによってチーム全体の合計ゴールドは目減りする。本人はピンでもチャットでも「このままクリット型で行っても対面に何もできないから、耐久型に切り替える」とだけ説明し、それ以上の相談はなかった。味方は「せっかく積んだアイテムを売るなんて、勝つ気があるのか」「ゴールドを溶かしてまでやることか」と不満を漏らしている。
論点
- アイテム売却は差額分のゴールドを実質的に失う行為であり、劣勢な試合でさらにチームの経済を悪化させるという見方がある一方、ハマっていないビルドのまま突き進む方が長期的な損失は大きいという反論もある。
- 試合状況を踏まえた合理的な軌道修正なのか、それとも「もう勝てない」という心理的な投げやりさが先に立った判断なのかは、本人の説明だけでは外から判別しづらい。
- 味方に一言の相談もなくビルド全体を変えたことが、チームプレイとしての合意形成を欠いた独断だと捉えられる余地がある。
- 結果的に新しいビルドが機能して試合に貢献できれば「有効な判断」だったと事後的に評価される可能性もあり、行為そのものの善悪と結果の良し悪しが混同されやすい。
補足
アイテムの売却による払い戻し率はゲームバージョンによって変動するが、いずれにせよ定価より安く戻ってくる仕組みになっているため、頻繁な売買はそれ自体がゴールド効率の面で不利になりやすい。