何が起きたか
2021年11月29日、LoLの有名配信者「たぬき忍者」氏が配信中、メインアカウント(マスター帯)ではランク差の関係でDuoが組めない相方「スタンミ」氏と組むため、サブアカウント(プラチナ1)を使ってDuoでランク戦をプレイした。その配信中、Riotの運営(インフルエンサーマネージャー)がゲーム内で「スマーフ、ブースティングはやめてください」という趣旨の注意喚起を行い、その様子がそのまま配信に映り込んだ。
非難殺到の内容
この件は直後から大きな話題になったが、批判の矛先は主にRiot運営側に向かった。
- 「なぜたぬき忍者さんだけ注意されるのか」
- 「普段は代行やスマーフの通報をしても対応してくれないのに、今回だけ動くのは"仕事してるアピール"では」
- 「ウィントレードやスナイプトロール集団を放置している方が問題ではないか」
- 「セーフとアウトの基準が全く分からない」
といった声が相次ぎ、一時Twitterで大きな話題となった。
Riotの謝罪
2021年12月10日、LoL Japan公式Twitterアカウントが「配信者およびコミュニティのみなさまへのお詫びとお願い」と題した声明を発表。ライブ配信中の注意喚起が「唐突」でコミュニティを騒がせたことを謝罪した上で、「サブアカウントを使い、本来のランク・スキルにそぐわないプレイヤーと一緒にランク戦をすることは、行動規範に明確に違反するものではないが、不適切であり推奨しない」という立場を示した。

出典: はちま起稿
論点
- 「明確な違反ではないが推奨しない」という玉虫色の説明は、プレイヤーが行動の可否を判断する基準として十分機能するか
- 影響力の大きい配信者に対してのみ公開の場で注意喚起を行うことは、一般プレイヤーとの公平性の観点でどう評価すべきか
- ウィントレードやスナイプトロールなど、より悪質度の高いとされる行為が野放しにされているという指摘が事実であれば、運営のリソース配分・優先順位付けの妥当性はどう検証されるべきか
- 企業公式アカウントが火消しのために出した謝罪声明が、かえって「対応の一貫性のなさ」を可視化してしまい、批判を再燃させることがある、というコミュニケーション上の教訓