サポートロールには、序盤の数百G前後で購入でき、放置すると味方全体の金策・視界資源が目に見えて目減りしていく"支援アイテム"(クエストアイテム系統)が用意されている。これを一切購入せずに試合を進めるサポートは、通報・BAN対象になるようなトロール行為と言えるのか、SNS上でもたびたび話題になる論点を整理する。

何が問題視されるのか

支援アイテムは購入するだけでチーム全体のゴールドやワード数に恩恵が波及する設計になっており、サポート自身の判断一つでその恩恵の有無が決まる。買わないままレーンに居続けると、

  • 味方ADCのアイテム完成が目に見えて遅れる
  • チーム全体の視界コントロールが弱くなる
  • 本人はキル・アシストに関与していても、数字に表れにくい形でチームの足を引っ張る

といった不利益が積み重なる。「ちゃんと立ち回っているのに通報された」という側の言い分と、「立ち回り以前にロールの義務を果たしていない」という側の言い分がすれ違いやすいのが、この論点が繰り返し燃える理由である。

トロール判定に傾く要素

  • 試合中盤を過ぎても支援アイテムをアップグレードする気配がなく、かつ本人にゴールドの余裕があった
  • チームチャットで指摘されたにもかかわらず、購入しない理由を説明せず無視し続けた
  • キル関与などの表面上の数字を理由に、アイテムビルドの不備を正当化する発言をしていた

これらが揃う場合、意図的な手抜き・チーム貢献の放棄とみなされ、フィード行為に準じる判定がされやすい。

トロール判定に傾かない要素

  • 対面のプレッシャーが強く、支援アイテムより先に防具など生存アイテムを優先せざるを得ない試合展開だった
  • ゴールド自体が慢性的に不足しており、意図的な放置ではなく単純な資金難だった
  • 本人のプレイスタイル(アグレッシブなイニシエート型サポート等)として一貫しており、他の指標(視界スコア、アシスト数)ではチームに貢献していた

ビルドの巧拙・判断ミスの範囲であれば、通常は「弱いプレイ」であって「トロール」ではないというのが一般的な整理になる。

判定

単に支援アイテムの購入が遅い・後回しにしているだけでは、プレイの巧拙の範囲内でありトロール行為とは言えない。一方で、ゴールドの余裕があるにもかかわらず試合終盤まで一切購入せず、かつ指摘に対しても改善や説明を拒み続けた場合は、意図的なチーム貢献の放棄と判断され、通報対象として扱われうる。

判定の分かれ目は「できなかったのか、しなかったのか」であり、これは本人の弁明や試合内チャットのログと合わせて確認するのが望ましい。