何が起きたか

2025年7月10日、Gorillajones氏(普段はTopレーン専門)が「どこでもオプション」でジャングルロールに割り振られたランクマッチをプレイした。不慣れなロールでの試合は苦戦し、27分間で21デスという成績に終わった。

経緯

7月11日、この試合内容を自動検出システムが「トロール行為」と判定し、Gorillajones氏に7日間のアカウント停止処分が科された。本人による異議申し立ては当初却下されたが、元プロジャングラーのPerry氏によるプレイ内容の検証や、SNS上での社会的な議論が広がった。

Riot GamesでLoLのプロダクトマネジメントディレクターを務めるDrew Levin氏は「処分は厳しすぎた」と判断し、処分から4日目にしてBANを撤回した。

コミュニティの反応は割れており、「21デス自体がトロール同然」という批判がある一方、「不慣れなロールでの自動検出は不公正」という擁護の声も多く上がった。Riotは今回の事案を受け、自動検出システムの改善を進める方針を示している。

出典: AUTOMATON

論点

この件は、lolwatchの判定基準診断でも扱っている「下手なだけ」と「意図的なトロール行為」の境界線という論点そのものである。

  • 極端に悪い成績(21デス)は、それ自体で「意図的な迷惑行為」の証拠になり得るか、それとも不慣れなロール・単純な実力不足でも起こり得るものか
  • 自動検出システムは、こうした「結果だけ見れば酷いが、意図の有無が不明」なケースをどこまで正確に区別できるのか
  • 今回はコミュニティの議論と第三者(元プロ)による検証があったことで処分撤回に至ったが、そうした後押しがないケースでは同様の誤判定が是正されないまま残っている可能性はないか